「バンダイナムコグループ経営戦略発表会」を開催

 

 バンダイおよびナムコは、9月29日に設立が予定されている両社の共同持株会社「株式会社バンダイナムコホールディングス」の経営戦略について、報道ならびに株式市場関係者を集め、発表会を開催した(9月13日、東京・赤坂プリンスホテル「五色の間」に於いて)。

 過日発表されたように、バンダイとナムコは9月29日に経営統合を行い、両社の共同持株会社となるバンダイナムコホールディングを設立する予定だが、今回の発表会では、今後の経営戦略も含めた詳細な展開についていくつか発表となった。

 まず企業理念については「夢・遊び・感動」とし、「世界で最も期待されるエンターテインメント企業グループ」といったビジョンを示した。同時にグループシンボルも発表され、「融合と進化」をコンセプトとした有機的な二つのフォルムが重なったロゴを提示。統合スローガン「CROSS-ENTERTAINMENT!!」も力強く宣言された。

 今後の組織再編についても具体的なスケジュールが提示されたが、会場の興味をさらったのは、来年4月1日を目処として設立が予定されているバンダイナムコゲームス。国内ゲーム事業の統合を目的に、バンダイ、ナムコ両社のゲーム関連スタッフが同社に移行する形となる。また、同時にバンダイ、ナムコ両社の各事業を戦略ビジネスユニット単位で統括し、グループ経営を行っていく旨も発表された。なお、この戦略ビジネスユニットは資本統合ではないが、人員の交流を積極的に行い大きなシナジーを得ていく考え。

 この他、各戦略ビジネスユニットの基本戦略も解説され、経営統合によって期待されるシナジー効果の発表へと続いた。また、最後に今後の方向性として飛行機の中継点となるハブ空港をイメージした「エンターテインメント・ハブ構想」を提示。他に類を見ない幅広い事業領域での商品・サービス展開をアピールした。

 
   
  ニュース一覧へ