5月上旬から中旬にかけ、業界企業各社が2007年3月期の決算業績を相次いで発表した。セガサミーHDは売上高が5282億円、営業利益が765億円、バンダイナムコHDは売上高が4591億円、営業利益が422億円だった。
セガサミーホールディングスは売上高が前年同期比4.5%減の5282億3800万円、営業利益が35.8%減の765億3000万円となった。「三国志大戦2」が好調な販売を示すなどアミューズメント機器事業は増収増益となったが、とくにパチンコ遊技機が伸び悩んだ遊技機事業や既存店売上高が第2四半期以降前年を下回る水準で推移したアミューズメント施設事業が減収減益と振るわなかった。
バンダイナムコホールディングスは売上高が1.8%増の4591億3200万円、営業利益が18.4%増の422億2400万円となった。アミューズメント施設事業は、既存店の売上高が前期比1.1%増と堅調に推移したほか、事業全体の営業利益が前期比112%増と大きく増加した。ゲームコンテンツ事業は業務用では「機動戦士ガンダム
戦場の絆」、家庭用では「鉄拳 DARK RESURRECTION」がヒットし、売上高6.4%増、営業利益18.6%増となった。
このほか、以下の企業が現在までに決算業績を発表している。なおコナミは5月22日の発表予定。
●アトラス
売上高213億4000万円(27.6%増)、営業利益7億5900万円(131.8%増)
●アドアーズ
売上高204億8300万円(14.5%増)、営業利益12億7900万円(16.5%増)
●イオンファンタジー(2月期)
売上高489億500万円、営業利益49億600万円
●エスケイジャパン(2月期)
売上高158億6100万円、営業利益6億200万円
●カプコン
売上高745億4200万円(6.1%増)、営業利益96億200万円(45.9%増)
●シチエ(2006年12月期)
売上高117億4800万円(7.9%増)、営業利益18億9400万円(7.2%減)
●スガイ・エンタテインメント
売上高72億8000万円(5.0%増)、営業利益2億5500万円(10.4%減)
●テクモ(2006年12月期)
売上高116億2800万円(5.3%減)、営業利益12億2300万円(43.9%増)
●トムス・エンタテインメント
売上高155億9200万円(3.5%減)、営業利益16億200万円(5.2%減)
●ラウンドワン
売上高658億2600万円、営業利益179億1300万円
※( )内は対前期増減率で、発表のない場合は記載していない。
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