レジャー白書2007発表
余暇市場規模は15年ぶりに80兆円割

 

 社会経済生産性本部は7月25日、日本における平成18年度の余暇市場動向をまとめた「レジャー白書2007」を発表した。

 それによると、平成18年度の余暇市場は前年比1.6%減の78兆9210億円で、15年ぶりに80兆円台を割り込んだ。その要因として、パチンコ・パチスロをはじめとするギャンブル部門の落ち込みが挙げられており、その他の部門もほぼ横ばいと、余暇市場の本格的な回復は見られなかった。

 そうした中、「Wii」「ニンテンドーDS」の大ヒットが記憶に新しい「テレビゲーム(家庭での)」部門では、参加人口3110万人(前年2760万人)、市場規模は6800億円(前年4270億円)と大幅に回復。また「フィットネスクラブ」部門が4270億円(前年4005億円)と過去最高を記録。その他では、「外食」や「宝くじ」「ジョギング・マラソン」などが人気を集めており、手軽に楽しめるタイプや健康志向の追い風を受けたレジャーが好調に推移した。

 なお「ゲームコーナー」部門は、市場規模6360億円(前年6260億円)、「遊園地」部門は6480億円(前年6300億円)と、いずれも100億円を超す増収となった。

 
   
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