激闘プロ野球 水島新司オールスターズVSプロ野球
「ドカベン」「あぶさん」などに登場する水島新司氏の生み出したキャラクターと、2003年度データの日本プロ野球選手が夢の競演。水島漫画のキャラクターが繰り出す秘打秘球も完全再現されている


サイヴァリア2
敵の弾に自機をかすらせレベルを上げるBUZZシステムが好評だったサイヴァリアの続編。ゲームシステムの洗練化、ビジュアル性の大幅な強化など、前作をはるかに超えた高いゲーム性を実現している


太鼓の達人5
ロケーションの定番機種「太鼓の達人」シリーズの最新バージョン。収録曲もシリーズ最多の54曲を用意。プレイヤーが選択した曲ごとに難易度が設定できる「曲から選ぶ!」機能を新たに搭載


ゴールデンダイス
本場カジノで人気の高い大小ゲームを採用したメダルゲーム。サイの目の結果表示を劇的に演出する開閉ドームを採用し、カジノの醍醐味をエキサイティングに再現した


バトルマリン アーケード
PCで人気を博したオンラインゲーム「バトルマリン」のアーケード版となる「バトルマリン アーケード」。相手の発射してくる魚雷を撃ち落としていく、非常にシンプルなゲームに仕上がっている

 

 近年のロケーション状況を見回してみると「麻雀格闘倶楽部」や「WCCF」の様に、新しい切り口の多人数参加型ゲームには多くのユーザーが集まっているものの、それ以外のジャンルには、特筆するほどの活躍がみられないのが実情である。

 アミューズメント業界が低迷する大きな原因として、ビデオゲーム市場の冷え込みを挙げるオペレーターは多い。ユーザーに人気の高い大型ビデオゲームは、店舗スペースの問題や価格の問題からどのロケでも気軽に導入できるものではない。こうした現状の中、どのようなロケにおいても導入しやすいビデオゲームは、オペレーターにとって必要不可欠なものであり、ビデオゲームの復活を望むオペレーターの声は年々高くなっている。ここ数年、ショーに出展されるビデオゲームの数は縮小傾向が続いているものの、オペレーターが一番注目しているジャンルもまたビデオゲームと言っていいだろう。

 こうした観点からも今回、注目を集めそうなのが、セガの「激闘プロ野球 水島新司オールスターズVSプロ野球」。同タイトルは、野球漫画界の巨匠、水島新司氏が生み出したキャラクターたちと、プロ野球界で活躍している実在の選手たちが競演するという、夢のような野球ゲーム。ユーザーが作成したチームデータはICカードに保存することができ、継続的に遊べる新しいタイプの野球ゲームとして、ぜひ注目したい作品である。

 また、人気タイトルの続編として登場するカプコンの「機動戦士Zガンダム エゥーゴVSティターンズ」と、エイブルコーポレーションから出展される「サムライスピリッツ零」にも注目したいところ。「機動戦士Zガンダム〜」は、導入店で未だに高稼働を続けている「機動戦士ガンダム 連邦VSジオン DX」の続編。「サムライスピリッツ零」は、2D格闘としては7年ぶりの復活となるファン待望のシリーズ新作。両タイトルともすでに行われたロケテストでは高インカムを記録している。

 その他にもカプコンから、総合格闘技「PRIDE」を題材にした「PRIDE GP 2003」やタイトーから人気シューティングの続編「サイヴァリア2」も発表。また、詳しくは後述するが、サミーが「ギルティギア ゼクス」シリーズの最新作となる「GUILTY GEAR X SERIES THE NEWEST VERSION(仮称)」、他のアトミスウェイブ対応タイトルを多数用意。アルゼも落ちモノパズルゲーム「ドンちゃんパズル 花火でドーン!」「アレック ボードンアドベンチャー タワー&シャフト」といったラインナップを出展。対戦格闘ゲームを中心にビデオゲーム市場は活気を取り戻しそうだ。

 ビデオゲーム以外にもナムコからは人気タイトル「太鼓の達人」シリーズ最新作「太鼓の達人5」、や新感覚のカーチェイスゲーム「TOKYO COP」が登場。タイトーからはバトルギア3のバージョンアップ版「バトルギア3 Tuned」、セガからはドライブゲームの名作「アウトラン」に新モードを搭載した「アウトラン2」、バンプレストからは子供達から絶大な人気を誇るアンパンマンを起用したキッズライド機「それいけアンパンマン!ミラクルアンパンマンごう」、ホープからはレトロ感覚あふれる筐体が高いアイキャッチを呼ぶ、射的型プライズゲーム「あっぱれ!熱中大通り」が出展される。またメダルゲームでは、メカスロットとすごろくの要素を併せ持つ岐阜特機の「ダイススロット」、アトラスと大平技研工業からはゴールデンシリーズの第3弾、第4弾タイトル「ゴールデンバカラ」「ゴールデンブラックジャック」が登場。全体的に出展タイトル数が減少しているものの、さまざまなジャンルの製品が出揃っている。

 また、今回のショーで注目すべきメーカーに、サミーとアルゼの2社が挙げられる。まずサミーだが、同社の基幹タイトルである「ギルティギア ゼクス」シリーズの最新作「GUILTY GEAR X SERIES THE NEWEST VERSION(仮称)」をアトミスウェイブ専用ソフトとして発表する。「カードシステムを使用」「ネットワーク(インターネット)対応」と魅力的な情報が並ぶ同作に期待が高まるが、詳細はサミーブースにて発表されるのでぜひとも訪れたい。

 アルゼは、オンライン用新筐体「ぷらっとネット」と、同筐体対応タイトル、「バトルマリン アーケード」「雀聖道」等を出展。最高で8人同時対戦が可能という「バトルマリン〜」は相手の潜水艦を魚雷で撃破するというゲーム。また、「雀聖道」は本格的四人打ちのオンライン麻雀ゲームでステーション同士での対戦はもちろんのこと、ネットを介しての全国対戦も可能となっている。この他にも「ビンゴクルーズ〜パラダイスリゾート〜」を始めとした得意のメダルゲームのラインナップも豊富だ。

 今年はショーにおいても、各社がまだ情報を公開していない、隠し玉的タイトルが存在している可能性は多分に感じられる。ショー当日は会場の隅々まで足を運び、各社自慢の製品を貴方の目でしっかり吟味していただきたいと思う。
サムライスピリッツ零
武器チェンジシステムを新たに搭載!ガンシューティングのビッグタイトル最新作だけに来場者の熱い注目を集めるのは間違いないところ


アウトラン2
ドライブゲームの名作「アウトラン」が新モードを搭載し、装いも新たに登場。Chihiro基板の能力を最大限に引き出したハイクオリティな風景は必見


バトルギア3 Tuned
業務用としては初のネットワーク対応ドライブゲーム、バトルギア3のバージョンアップ機。使用できる車種、選べるコース、ゲームモードが新たに追加され、今までのデータは継続して使用することができる


あっぱれ!熱中大通り
レトロモダンな感覚がユーザーを誘う射的タイプのプライズゲーム。800景品にも対応している汎用性の高さと、どこか懐かしい「射的」のゲーム性を武器に、ユーザー獲得を目指す


ビンゴクルーズ
〜パラダイスリゾート〜
大型帆船をイメージした洗練されたデザインが目を惹く大型メダルゲーム。BINGOとPOKERを融合させたゲーム性は斬新で、既存のBINGOにない新しい魅力と面白さをプラスしている


COPYRIGHT
■激闘プロ野球 水島新司オールスターズVSプロ野球
(社)日本野球機構公認 プロ野球12球団公認 フランチャイズ11球場+札幌ドーム公認 (c) 水島新司 (c) WOW ENTERTAINMENT/SEGA., 2003
■サムライスピリッツ零
(c)SNK PLAYMORE 2003 / (c) 2003 Yuki Enterprise
※「サムライスピリッツゼロ」はSNKプレイモアの許諾を受けて悠紀エンタープライズが開発するものです。
※「サムライスピリッツ」はSNKプレイモアの登録商標です。
■サイヴァリア2
(c) SUCCESS 2002-2003 (c) SKONEC 2002-2003.
■アウトラン2
Orijinal Game (c) SEGA (c) SEGA-AM2/SEGA,2003
■太鼓の達人5
(C)NAMCO LTD.
■バトルギア3 Tuned
(C)TAITO CORP,2003
■ゴールデンダイス
(C)ATLUS 2003 (C) YUVO 2003.
■ビンゴクルーズ〜パラダイスリゾート〜
(C)ARUZE CORP.All Rights Reserved.

■バトルマリン アーケード
Copyright DREAMEDIA・SUCCESS・GAMESPACE24・ARUZE 2003.


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