プライズコーナーのインカムは、いかに魅力ある景品を揃えられるかにかかってくるので、オペレーターは各社から出展される景品をじっくりと吟味する必要がある。ここでは各社から出展される一押しアイテムを簡単に紹介していこう。

 セガはテレビCMでおなじみのキャラクター「ピンキー」のぬいぐるみを始め「ブラック・ジャック」等の新作アイテムを出展。タイトーは同社の定番アイテム「ポストペット」に加え、こちらもテレビCMで大ブレイクした「NOVAうさぎ」のぬいぐるみなどが出展する。エイコーからは「おおきな牛乳BIGクッション」を始めとしたアミューズメントならではのおもしろアイテムを、システムサービスからは「THE DOG」「THE CAT」等の人気キャラクターを中心としたアイテムが出展される。また、アミューズの「バスフィールドウォッチ2」、エスケイジャパンの「頭文字(イニシャル)D Dムーバ」、アルゼの「アルゼオールスターズ スロットバンク」、オムロンエンタテインメントの「テニスの王子様 プチ着ぐるみ」、フクヤの「エアぐるみスーパービッグ2」など、各社ともテレビ、物販など幅広い分野から人気の高いキャラクターや注目の商品をプライズ化。ロケの主力商品としての座を狙っている。

 一方、子供向けプライズメーカーとして忘れてはならない存在であるバンプレストは男の子のヒーローの定番「ウルトラマン」や「仮面ライダー」のフィギュアを出展。また、フクヤは女の子に大人気の「わがままフェアリー☆ミルモでポン!」のぬいぐるみや雑貨を出展する。今回紹介したアイテムの他にも、各社からは子供から大人まで幅広いユーザーを対象としたオリジナルアイテムが用意されているので、自分のロケにあった景品を探索していただきたい。
 
 今年から始まった主催者テーマゾーンには、タカラアミューズメント、富士電機リテイルシステムズ、ビットワレット、江崎グリコの4社が出展。主催者テーマゾーンは、AM施設に欠かすことのできない飲料自販機や店舗運営に関わる設備等の関連メーカーを招き、オペレーターの関心を集められるブースとして展開していくわけだが、初も試みとなるだけに、その内容が気になるところ。店舗運営システム「ATOシステム」を手がけるタカラアミューズメントからは、同システムの実績を紹介すると共にその廉価版が、またビットワレットからは、電子マネー「Edy」による施設運営が提案される。消費税問題の対策からも注目の集まる両システムだけに、その内容をじっくり研究してみるいい機会ではないだろうか。

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