今年末の新紙幣導入に伴い、紙幣両替機に関しても、新旧対応の両替機が発表されている。現行で稼働している両替機に関しても、部品交換などで新紙幣へ対応できることがPRされていた。また、各社から店舗運営管理システムが出展されていた。筐体ごとの売上管理から会員ポイント管理のみといった多彩なシステムがあり、小規模オペレーターにとっても導入しやすくなってきたようだ。

 旭精工のメダル貸/両替機の新型『ACー6000TC』は、3000Tの機能をそのままに、自動カップ払い出し、グループ購入機能を新搭載した。『ACー1500T』は、セレクトボタンで両替パターンを選択できる両替機。また、会員制ポイントカードを採用した『店舗運営システム』を発表。これにより、店舗独自のポイントに応じたサービスが期待できそうだ。

 大仙産商の高額紙幣両替機『ER-90M』は、新旧紙幣対応でスムーズに移行できる機構となっている。また、Wホッパーで2金種の同時払い出しも可能。カップ式メダル貸機『EG-90MC』も新旧対応。同社のポイント管理システム『P・BANK ENTRY』は、会員へ専用のカードを発行し、来店時にカードリーダーを通すことでポイントを加算する。獲得ポイント数に応じたサービス提供でき、積極的な営業戦略に繋げられるだろう。

 アーケードゾーンに出展したエービーシーは、同社が販売代理店となっている後払い型決済システム『ATOシステム』(タカラアミューズメント開発)をアピールしていた。
 各種店舗管理システムを展開する日本ユニカは、おなじみとなった『Game-POSシステム』のほか、携帯電話の赤外線通信またはモニター画面のバックライト認証による『携帯課金システム』、FeliCa規格のICカードによるキャッシュレス課金システム『FeliCaカード決済システム』を出展した。

 三和電子の新製品は、『15KHz用ビデオコンバーター』とクレーン機のアイキャッチ効果をアップさせる『プライズマット』など。セイミツ工業は、1台で異なる4種のカードおよびチケットが払い出し可能なマルチベンダー『ヒットパレード4』と新製品となるマシンセキュリティの『ショック式警報ブザー』を参考出展した。日本コンラックスは、POS連動Edyリーダーライター『DJー10シリーズ』、ビルバリ(紙幣識別機)一体型Edyリーダーライター『BCXシリーズ』などの新製品を展示した。このほか、トーケン、光新星、ファースト・ロック、マリンゲームの各社は、既存製品を中心にブースを展開していた。
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旭精工の会員制ポイントサービスは、主にメダル機に搭載され、メダルの枚数に応じたポイントが設定できる。同社の製品『ACー6000TC』、『3000T』に増設することも可能。
 

大仙産商の『P・BANK ENTRY』。カードリーダーに液晶画面が付属しており、ポイントを加算するとミニゲームが楽しめる。そのミニゲームの結果に応じて店舗側のサービスにプラスアルファできるという点も注目。
 

日本コンラックスのPOS連動Edyリーダーライター『DJ-10シリーズ』は、端末ごとに設置が可能。POS連動のため、店舗内でのリアルタイム管理だけでなく、離れた場所からでも各端末の状況が短時間で把握できる。
 

三和電子の『プライズマット』は、各プライズマシンのディスプレイをより効果的に見せられ、店舗のニーズにより様々な形で対応できそうだ。.