タイトーがスクウェア・エニックスの完全子会社へ

 

 タイトーとスクウェア・エニックスは、8月22日に開催したそれぞれの取締役会において、スクウェア・エニックスがタイトーの株式を公開買付け(TOB)により取得し、完全子会社化することで合意したと発表した。

 今後スクウェア・エニックスは、8月23日から9月21日にかけてタイトーの全発行株式の取得を目指し、TOBを行っていく。また、TOBに対する応募株式総数が全株式の67%(24万7900株)に満たない場合はTOBを行わなず、他の方法による完全子会社化を検討することも明らかにした。なお、今回の件に関しては、タイトーの大株主である京セラも公開買付けに応募することですでに同意しているという。

 子会社という形は取るものの、お互いの社名や業務内容は存続させ、これまで通り別会社として運営していく旨を発表した。そのほか具体的な内容については、TOB終了後に改めて発表となる。

 なお、今回のTOBが成立した場合、タイトーは東証一部を上場廃止となる。

今回の公開買付けの概要
■発行株式総数(タイトー)
 37万株(平成17年3月31日現在)
■買付予定株式数
 24万7900株
■公開買付期間
 平成17年8月23日〜9月21日

 
   
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