アトラス、業務用ゲーム関連事業の廃止を発表

 

 アトラスは2月6日、同日開催の取締役会において、3月31日をもって業務用ゲーム関連事業を廃止することを決議したと発表した。

 事業廃止の理由として同社は、平成21年7月期において、昨年から続く景気減退による消費マインドの低迷によりアミューズメント業界全体が苦戦を強いられ、予想を超える急速な事業環境の悪化に伴い業務用アミューズメント機器の受注が大幅に減少。期末における営業損失は免れず今後も同社業務用ゲーム関連事業が黒字転換し収益を確保できる可能性は乏しいとの判断に至ったからとしている。 同社は昭和62年1月から業務用関連事業として、業務用アミューズメント機器の仕入販売業務をスタートし、現在は同機器の企画・開発・製造・販売業務を行っておおり、平成7年に発売した「プリント倶楽部」は一世を風靡するほどのヒット商品となった。

 今後は中期経営計画に則り、資産効率を重視した経営スタイルへと業態転換を図るため、アミューズメント関連資産を圧縮するとともに、コンテンツ関連分野への積極投資を行い、世界で通用するIP(知的資産)の開発を推し進めるなど同社の主力事業である家庭用ゲーム関連事業に経営資源を集中させ、業績回復ならびに継続的な成長に注力するとしている。

 なお、他社コンテンツを活用したカードゲーム機のカード等、一部の消耗品の供給については、ライセンス事業の一貫として継続される。。

 
   
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