今回は、サミーの「アトミスウェイブ」が隆盛を誇っていました。前述してきたサミータイトルの他にも、本格3D格闘アクションゲーム『フォースファイブ』(サミー)、アジア圏で大ヒットしたアクションゲーム『三國戦記』の最新作『新・三國戦記
七星転生』(サミー、開発:IGS)が発表されました。また、SNKプレイモアがアトミスウェイブに参入し、超人気対戦格闘ゲーム『ザ・キング・オブ・ファイターズ』の最新作を開発、さらにサミーがカプコンからのライセンスを受けて『Sammy
VS. CAPCOM(仮称)』に着手することがそれぞれ発表となり、驚きの声が上がっていました。アトミスウェイブは「ハイクォリティ&ロープライス」をコンセプトとしていることから、かつてのネオジオMVSの役割を担っていくことになるかもしれません。今後発表・発売されるタイトルに期待されます。
プライズマシンおよびメダルゲームは、新しいアイデアを付加した製品が見られました。プライズマシンでは、チャンス機構により最大6本アームで景品をつかむことができるクレーン機『ファミリーキャッチャー』(エイブルコーポレーション)『ファイナルキャッチャー』(テクモ、総商)、紙芝居の演出を加えた子供向けガチャガチャマシン『ガチャッコ劇場』(大平技研工業)、ゴルフのパッティングゲームをプレイする『モグラDEパット』(カトウ製作所)に多くの来場者が付いていました。特にタイトーの『カプリチオG−ONE』は、ディスプレイ底板の簡単な上下動や筺体最上部までのびる開閉トビラなどオペレーターに至れり尽せりの機能が好評でした。また、定番マシン『スウィートランド』シリーズに搭載してキャビネット内の温度を下げる『冷却キット』(ナムコ)などがオペレーターの関心を引いていました。
マスメダルゲームでは、『ガチャマンボ!』(セガ)、『BLUE LAGOON』(タイトー、参考出展)が注目されていました。前者はマンボのリズムに乗ってレバーを回すという独特の操作方法が楽しいプッシャー、後者はアナログ抽選機構を取り入れた4人用プッシャーです。シリーズ作では、新たなジャックポットや確変機能を搭載した『お祈り大明神
祭』、最新レーシングプログラムやターミナル間のプログレッシブボーナスを搭載した『スターホース プログレス』(セガ)が人気でした。他にもアトラスと大平技研工業のコラボレーションによる本格カジノメダル『ゴールデンダイス』も注目を集めていました。
シングルメダルでは新型汎用筐体が発表されていました。『ダブルチャンスポーカー』(ユウビス)は、新筐体「ドリームボックス」用第一弾タイトルで、高配当のジャックポットシステムが魅力のポーカーゲームです。また、各社が展開する子供用シングルメダルも多数出展されており、いまやショーの風物詩になりつつあります。中でもオペレーター評が高かった『きせかえスタジオ』(ナムコ)は、女の子の動物キャラがカーテンの奥で着替えるという趣向が受けたのでしょう。
また、ナムコはターミナル4台にサーバーマシン1台という筺体構成の汎用メダルシステム「グレネオン」を発表しました。第一弾タイトル『龍華麻雀(ロンファマージャン)』は、各ターミナルでCPU対戦麻雀をプレイし、手役によってはプログレッシブジャックポットが発生します。シングル機とマスメダル機の利点を兼ね備えていることが魅力で、今後の新タイトルが期待されます。
永遠の定番となったシール機では、パイオニアのアトラスがディズニーアニメのプリンセスをモチーフにした『恋するプリンセス』を、オムロンエンタテインメントが『熱烈美々』、タイトーがメイクソフトウェアの『美神宣言』をそれぞれ出展していました。
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■「カード」「ネット」対応、「最大4人まで対戦が可能」「2ラインバトル採用」等、新たな要素がふんだんにもりこまれた「ギルティギア
イスカ(サミー)」。試遊台の廻りでは多くの人たちが熱い視線を注いでいました。
(C)Sammy/ARC SYSTEM
WORKS Co.,Ltd. |
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■運営上の利便性が追求された『カプリチオG-ONE』(タイトー)。明るいライティングで、景品もひときわ目立つよう工夫されています。アピール効果もばっちり。 |
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■適度なサイズで設置に便利ながら、筐体カラーなどでアピール性の高い『BLUE
LAGOON』。参考出展ながら、非常に多くの注目を集めていました。 |
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■様々なソフトを交換できる汎用性に加え、プログレッシブ機能も備えている『ドリームボックス』(ユウビス)。複数台での設置が効果を発揮するでしょう。 |
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