現在、多くのロケーションにおいて売上げを支えているのは、プライズゲーム、メダルゲーム、アミューズメントベンダーの3ジャンルだが、エキスポ会場に訪れる来場者、特にユーザーデーの来場者が注目するのは、ビデオゲームと大型ビデオゲームであり、エキスポの花形と言っても過言ではないだろう。

 ところが、1月中旬の時点でエキスポに出展が決まっているビデオゲームはほんの僅か。サミーのアトミスウェイブ対応の2D格闘ゲームTHE RUMBLEFISHと、ギルティギア イスカなどいくつかの海外向けゲームのみ。あまりにも寂しい状況である。某社では、現在開発中の対戦格闘ゲームがあり、オープンできるレベルになっていれば出展されるらしいが、まだ確定には至っていないとのこと。他社の担当者からも、「決定していないタイトルがあるので、もしかしたら増えるかもしれない」との言葉があったので、当日には増えていることを期待したい。

 一方、大型ビデオゲームは、現在波にのっているマルチターミナルタイプの出展もあり充実している模様。サミーネットセレクト サラリーマン金太郎セガセガネットワーク対戦麻雀MJ2など、既に発表済みのタイトルもあるが、機種の多くなってきた同ジャンルだけに、まだ導入していないオペレーターなら、直接触れてみたり、プレイヤーの反応を見て検討できるというのは大きな意味を持つだろう。

 その他の大型ビデオゲームでは、タイトーゾイド インフィニティの存在が特に気に掛かる。人気キャラクターのゾイドを使用した3D視点の対戦アクションゲームであることに加え、同社のネットワークシステム・NESYSに接続しての様々な付加価値が設けられている。今回の目玉に成りうるタイトルとも言える。

 昨今、好調な動きを見せるドライブゲームは、昨年末にいくつかのタイトルがリリースされたため出展数は少ないが、ナムコのブースに、湾岸ミッドナイトMAXI BOOST(仮称)とTOKYO COPの2タイトルが出展される予定。湾岸ミッドナイトMAXI BOOSTは新たにカードシステムを採用してプレイ内容を記録できるようになっているそうなので、新しく生まれ変わった同タイトル、一見の価値があるのではないだろうか。

COPYRIGHT
■THE RUMBLEFISH (c) Sammy (c) Dimps 2004
■ゾイド インフィニティ (c) 1983-2004 TOMY (c) 1999-2001 SHO-PRO・MBS・JRK「ゾイド」「ZOIDS」は株式会社トミーの登録商標です。このシステムに関する権利はタイトーに帰属します。(c) TAITO CORP2004
■ネットセレクト サラリーマン金太郎 (c) Sammy (c) 本宮ひろし / 集英社 / CIA
■オーリーキング (c) SEGA / AMUSEMENT VISION,2003
■セガネットワーク対戦麻雀 MJ2 (c) SEGA-AM2 / SEGA,2002,2003
■湾岸ミッドナイト MAXI BOOST(仮称) (c) 楠みちはる / 講談社 (c) 株式会社ナムコ
■TOKYO COP TOKYO COP and all related elements are property of Gaelco,SA (c) 2003
   
THE RUMBLEFISH
3D同様の滑らかな動きを表現するM.J.S.(Multi Joint Sprite)システムを搭載。戦況によってはキャラクターの服が破ける、帽子が脱げるなどといった多彩なグラフィック変化も可能な2D格闘ゲーム


ネットセレクト サラリーマン金太郎
アトミスウェイブが提供するアーケードネットワーク「AW-NET」対応のマルチターミナルゲーム。タッチパネル対応専用筐体で全国のプレイヤーと対戦が可能。「3人麻雀」「大富豪」「リバーシ」と3つのゲームが楽しめる
 
ゾイド インフィニティ
タイトーとトミーのコラボレーションによって実現した新機軸の対戦アクションゲーム。本作の内容については、本誌トピックスSPで紹介しているが、やはり、エキスポ会場で直に触れてその内容を確認してほしい一品である
オーリーキング
スケートボードを題材にしたビデオゲーム。ボードの操作によって様々なアクションを再現でき、それが得点へとつながる。難易度の高いアクションを出せれば高得点。従来のビデオゲーム筐体と同等のサイズで大型ビデオゲームの遊びを実現した筐体にも注目

セガネットワーク対戦麻雀 MJ2
現在、各地のロケで人気を博しているネットワーク対戦麻雀の最新作。
CPUの思考ルーチンが高度になり、より臨場感溢れる麻雀が楽しめるようになった。新モードも搭載しており、遊びの幅が大きく広がっている

湾岸ミッドナイト MAXI BOOST(仮称)
カードシステムを新たに搭載。プレイを記録することができ、プレイ回数やゲームの成績によって馬力や称号がどんどんレベルアップする。新開発の挙動プログラムを採用し、誰にでも簡単に華麗な4輪ドリフト走行を楽しめる

 
TOKYO COP
首都東京を舞台としたカーチェイスゲーム。プレイヤーは警察官となって、犯人の車を追いかけて逮捕する。2台設置の場合、1P、2Pがそれぞれの車を駆使し、競って犯人を逮捕する通信プレイも可能。さらに、各筐体でIDとパスワードを登録することでプレイ内容が記憶できる

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