キャッチーな新製品が並んだファミリーゾーン
顧客満足の傾向が目立った関連ゾーン

 ファミリーゾーンの出展は4社、各社ともSCロケ向けの新製品を展示していたが、中には“子供向け”とあなどれぬほどに工夫やこだわりを持つマシンもあった。また、ゲームをプレイしてもらうためのきっかけとなる、見た目のインパクトや分かりやすさに力を注いだ製品が目立った印象である。

 関連ゾーンおよび一般ゾーンに出展されていたロケ関連製品は、オペレーター、プレイヤーへのきめ細かなサービスを目指したものが多く見られた。既存のコインセレクターなども応用できる旭精工の『ePASYS(エパシス)』をはじめとするロケ運営支援システムは、各社ともオペレーター視点を重視し、より精練されたものに進化している。昨今出展ラッシュが続いた電子マネー関連は、落ち着いた印象。各携帯電話キャリアによるサービスが浸透しつつあるので、ロケでの需要はこれから高まるのだろう。


エイケイワークスは、直線レールでも往復走行できるキディライド『きかんしゃトーマスのてんしゃだい』を出展。壁沿いやL字スペースなど狭い場所でも設置できる省スペースタイプ。バンプレスト製。
 

友栄が出展した『ローリングタワー』は、飽きのこないリーチ演出、参加型の予告演出などバラエティーに富んだ抽選ゲームを搭載したプッシャー。メダルがらせん階段を降りる視覚的なインパクトも特徴。昭和技研製。

 
ホープの『ファンファンカップ』は、定番ゲーム「カンボール」のターゲットに「日清カップヌードル」を採用したコラボレーション製品。フタが空く様子は、まさにカップヌードルの雰囲気。通信対戦機能も搭載。参考出展。

旭精工の『ePASYS(エパシス)』は、メダル預払機、メダル画像選別機、ICコインシステム、無線売上管理機能などをLAN接続するという貨幣処理ユニットメーカーならではのノウハウが生きたロケ運営支援システム。
 

一般ゾーンの日本ユニカが出展した『メダルバンクサテライト』は、メダルゲーム横に設置するタイプ。貸出・払出が着席したままできるので、便利なだけでなく、ゲームの継続プレイを促進する効果も期待できる。

 
初出展のバーチャルコーポレーションは、かき氷のイメージを覆すソフトな食感の「ハワイアンシェイブアイス」販売システムを提案。1坪で有人営業可能なので小規模ロケにも向いている。味は37種類。

一般ゾーンのアトラスは新しい店舗支援システムを提案。メダル貸出によるユーザー向けポイントカードサービス「メダカ」、景品業者までネットワークする景品発注管理システム「プリマス」など4種類を出展した。
 

一般ゾーンのエービーシーは、シングルメダル機を無理なくレイアウトさせる木製ユニット『キャビネットスペーサー』を出展。3種類の組み合わせで、円形はもちろんアルファベット・数字の形に配置できるようになる。

 
AMIが出展した『365Birthday』シリーズは、1日ごとの日付がプリントされたミニマスコット。誕生日や記念日などコレクション性の高い物販用アイテム。サンリオ、ピンクパンサーなど4シリーズを展示。

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