新ジャンルとなる製品こそなかったものの、SCロケの安定性を示すように多くの新作が登場した。注目度が高かったのは、組み換え可能なユニット型アスレチック遊具。ショーの目玉にもなりつつあるBLD.オリエンタルの『キュービック2』は、「回転ドラムカン」「かってにシーソー」「おどるジャングルジム」など6種類の新製品が発表された。ショーのサービスの一環だが、隣接ブースの大阪娯楽機製作所の協力によってキディライドが遊具の下を通り抜ける演出もあった。実際のロケーションでもこのような設置が可能であるとのこと。また、アーケードゾーンのエイブルコーポレーションも乳幼児でも遊べる遊具施設『コンビキッズパティオ』を展示した。ジョイント金具を採用、施工工事のいらない組み立て式で、小スペースでの導入も可能である。

 走行型ライドでは、大阪娯楽機製作所が玩具のプラレールをモチーフにしたシリーズの新型車両『165系東海型急行列車』『485系L特急』を展示。いずれも玩具で人気上位の車種を採用した。日邦アミューズメントは、サンリオの人気キャラクターをモチーフにした『サンリオしんかんせん(仮称)』を参考出展したほか、先のAOUエキスポで好評だった土足のまま使用できるマッサージ器『振快足』の製品版も発表した。今回のショーでも、歩き疲れたたくさんの来場者が同機を試していた。
 定置型ライドでは、ホープが新製品2種を展示。アンパンマンとメロンパンナの搬器がパン工場の周りを回転する『それいけ!アンパンマン ころりんらんど』、ヘリコプターの上昇下降の動きを再現、プレイヤーの参加性もある『ぱたぱた!ヘリコプター 気分はパイロット!』が注目を集めていた。また、BLD.オリエンタルも多くのキディライド新作を展示していた。

 キッズ向けAMマシンの新製品も多数展示された。友栄は、プッシャーシリーズ“ワールドパーク”の新作『ドキドキピエロくん』と『はらぺこQちゃん』を出展したほか、ブラックジャックとボールゲームを融合した新感覚のシングルメダル機『ブラックジャック21』(いずれも昭和技研製)も出展した。ホープは、メリーゴーランドをモチーフにしたプッシャー『ファンタジー メリーゴーランド』を参考出展した。同社初となるメダルゲームで、筐体内を回るメリーゴーランドの造形はさすがといった印象である。このほか、キッズ向けAMマシンは、こまや、セガ、タイトー、バンプレスト、富士電子工業などアーケードゾーンでも多数出展されていた。

 遊園施設関連では、サノヤス・ヒシノ明昌と泉陽興業/泉陽機工がそれぞれ、導入施設をパネルで紹介していた。
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BLD.オリエンタルの「キュービック2」の下を大阪娯楽機のレール走行型ライドが走っていた。魅力的なアトラクションは、小さな来場者をたくさん集めていた。.

独特の造形とユニークな動きが特長のBLD.オリエンタルのキディライド。
 

ホープ初のメダルゲームは、メルヘンな雰囲気抜群のプッシャー『ファンタジー メリーゴーランド』。馬の造形は、さすがキディライドメーカー。
 

もはやショー名物となった(?)マッサージ機。日邦アミューズメントの『振快足』は、靴のまま乗れる気楽さが売り。
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