幅広いジャンルの新製品が登場
シンプルかつ分かりやすいゲームが再び脚光を浴びる?

 今年に入って対戦格闘ゲームが立て続けにリリースされ、久々にビデオゲームが盛り上がりを見せている。今回は2月に開催されたAOUエキスポのようにジャンルが偏ることなく、バランス良く新製品が登場している印象を受ける。  また、ドライブゲームやガンシューティングなど、コンシューマゲームでは難しい体感要素を前面に押し出したタイトルが各社から出展されていた。セガの「HARLEY DAVIDSON KING OF THE ROAD」やバンダイナムコゲームスの「弐輪-NIRIN-(仮称)」といったバイクレースゲームが久々に登場した点も注目。複雑化、マニア化に加え続編物が多く、新規顧客を取り込むのが難しかった近年のビデオゲームの流れから、昔ながらの「シンプルかつ一目で分かるゲーム性」をメインにしたタイトルが増えているのは、喜ばしいことではないだろうか。その点において、タイトーが提唱している「見りゃァ、ワカル。やりゃァ、オモロイ」をコンセプトにした「NO考ゲーム」シリーズの展開には今後も注目すべきであろう。


SNKプレイモアの人気シリーズ最新作「THE KING OF FIGHTERS XII」は、基板にTAITO TypeX2を採用。従来よりはるかに美しくなったグラフィックやアニメーションが来場者の目を引いていた。AMIより出展。
 

エクサムの「すっごい!アルカナハート2」は、3月に稼働し好評を得ている「アルカナハート2」の続編。キャラクターとアルカナを新たに追加し、その組み合わせは遂に400通りに。キャラクターイラストも一新されている。

 
カプコンの「タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES」は同社VS.シリーズ最新作。ガッチャマン、ヤッターマンなどのタツノコヒーローと、カプコンヒーローたちがド派手な必殺技を繰り出して戦う。

「鉄拳6 BLOODLINE REBELLION(仮称)」は、バンダイナムコゲームスの人気3D対戦格闘最新版。新キャラ2体の追加に加え、既存キャラクターも新技やバランス調整が加えられている。さらに、カスタマイズアイテムも大量に追加された。
 

富貴商会の「天までマイル!」は、ブロックを階段状に積み上げて、塔を登っていくアクションパズル。1レバー1ボタンのみでプレイできるシンプルな操作性が特徴。学校法人専門学校HAL大阪ゲーム学部3年生との共同開発。

 
アルタから出展の横スクロールアクション「三国戦記2 乱世英雄」。カードにキャラクターのランクなどを記録でき、ランクによって隠しステージなどの追加要素が出現。通信ケーブルによる4人協力プレイも可能。IGS製。

パスやシュートからボールを持たない選手の動きまで、すべての操作をタッチペンで行える、セガのサッカーゲーム「Touch Striker」。自チームのカスタマイズやALL.Netによるオンライン対戦、ランキングにも対応。
 

セガの「HUMMER」は、アメリカの大型SUV「HUMMER」を操り、障害物を蹴散らしながら走るオフロードレースゲーム。「HUMMER」を模した筐体は臨場感抜群。2ハンドルによる交互プレイも楽しめる。

 
タイトーの「ホッピングロード」は、動物たちがホッピングでコミカルに跳ねるレースゲーム。ホッピング型コントローラーの上でジャンプすると、画面内のキャラクターが同調してジャンプする。NO考ゲームシリーズ。参考出展。

敵を撃つだけでなく壁や柱も破壊できる爽快感が魅力のガンシューティング「レイジングストーム」。敵がAIで状況に応じて敵が動きを変える点も今までのガンシューティングにはなかったもの。バンダイナムコゲームスから出展。
 

総商より出展された「G-BALANCE」は、32インチワイド液晶画面を搭載した汎用筐体。広いスペースを確保した基板格納部や、金庫を開けずにカウンターを引き上げて確認できる点が特徴。GFI製。

 
タイトーの「VIEWLIX VS」は、ワイド画面液晶の汎用筐体「VIEWLIX L」をベースに、対面モニター、コントロールパネルほか、各部の仕様が対戦ゲームのオペレーション専用にカスタマイズされている。

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