シンプルで分かりやすいゲーム性が
ビデオゲームのユーザー層を拡大させる!?

 パッと見ただけでゲーム内容やプレイ方法、世界観がユーザーに伝わりそうな“簡単ゲーム”とでもういうべきジャンルが確立されつつあるようだ。難解かつ高度な技術によって、敷居が高くなってしまったビデオゲームをライトユーザー向けにしようという方向性が明らかに業界の流れになったのではないだろうか。いわゆる脳トレが火付け役となり、ここ数年コンシューマーゲームでもムーブメントとなっている傾向だけに、ユーザー層拡大の効果を期待したいところだ。
 一方で、よりマニア向けに絞った製品開発も進んでいる。昨年以降、さまざまな趣向を凝らした対戦格闘ゲームが再び市場を賑わせており、この勢いはしばらく衰えそうにない。多くのタイトルがリリースされるのは喜ばしいことではあるが、オペレーター側にとっては売れるタイトルをしっかりと見極める必要があるだろう。中でも、近年徐々にタイトル数を増やしているのが同人系コンテンツで、いまや基板ビデオの1ジャンルとなる勢いだ。インディーズでもロケに並ぶに足るクオリティのタイトルが多数存在していることはもちろん、近年の不況で制作費をあまりかけられないというのも一因だろう。


アールエスが出展した「パラセロルンペ」は、ほうきの形をしたサドルにまたがり、レバーを操作しながら空中を飛び回る体感アクション。タッチパネルで画面に表示された魔方陣をなぞるなどのギミックがある。
 

アトラスから16年ぶりとなる、対戦格闘ゲーム「豪血寺一族」シリーズ最新作「豪血寺一族 先祖供養」が登場。攻撃をはじき返す「怒り爆発」や攻撃力がアップする「煩悩解放」が搭載されている。参考出展。

 
同人ゲームをはじめ、アニメなどで人気のコンテンツ「ひぐらしのなく頃に」のキャラが総登場する麻雀ゲーム「ひぐらしの哭く頃に 雀」。オリジナルキャラデザイン、オリジナルエピソードで展開する。AQインタラクティブから出展。

“KOF RE・BIRTH”をテーマに、美麗なドットグラフィックスを実現した、シリーズ最新作「THE KING OF FIGHTERES XII」が登場。TAITO TypeX2を採用し、伝統のグラフィックスにさらに磨きがかかっている。SNKプレイモア開発、AMIが出展。
 

人智を越えた存在と契約したキャラクターたちが戦う2D対戦格闘「デモンブライド」。ワンボタンで技が出せるシンプルなシステムと、有名声優陣の起用が話題に。システム基板「エクスボード」使用。エクサム開発、AMIが出展。

 
ケイブより参考出展の、キャラクター、ゲーム性ともに人気の横スクロールシューティング最新作「デススマイルズII 魔界のメリークリスマス」。大幅にクオリティアップしたグラフィックが来場者の注目を集めていた。

コナミデジタルエンタテインメントの「ザ☆ビシバシ」は、同社のバラエティゲーム「ビシバシチャンプ」シリーズ最新作。e-AMUSMENT対応でミニゲームの配信を予定しているほか、複数台設置すれば店舗内多人数対戦も可能。
 

セガは、ALL.Netを使用し全国20人対戦が可能なロボットアクション「BORDER BREAK」を出展。クレジットでゲームポイント(GP)を購入、一定時間毎に減少するポイントがなくなるまで対戦を行ったり機体をカスタマイズできる。

 
セガから出展の2D対戦格闘ゲーム「プロジェクト ケルベルス」は、PC用美少女ゲーム「LOST CHILD」のスピンオフタイトル。全キャラクターに性能の異なる2種類のモードがある。マイルストーンが開発。

タイトーの「エレベーターアクション デスパレード」は、液晶画面の手前に実際に開閉する「アトラクションドア」を搭載したガンシューティング。エレベーターを乗り降りしている感覚を楽しめる。「NO考ゲーム」シリーズ。
 

「ミュージックガンガン!」は、音楽ゲームとガンシューティングが融合した新感覚の「音シュー」。選んだ曲に合わせて表示されるマーカーを、タイミングよく撃って音モンスターを倒していく。「NO考ゲーム」シリーズ。

 
バンダイナムコゲームスから出展のVSシリーズ最新作「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム NEXT」。行動の隙をキャンセルできる「NEXTダッシュシステム」で、これまで以上にスピーディーなバトルが展開される。


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