昨秋のAMショーでは「鉄拳5」を初めとしたビッグタイトルの発表がいくつかあり、ビデオゲーム復活の兆しを垣間みたが、今回も引き続きその流れはありそうだ。「ネオジオ バトルコロシアム」(SNKプレイモア/サミー)は歴代のネオジオキャラが集結した2D対戦格闘。リバーサービスのブースでは、ケイブの新作シューティング「鋳薔薇」(ケイブ/AMI)が出展される。前作の「虫姫さま」が好調稼働中なだけに、かなりの注目を集めるはず。 タイトーも先のプライベートショーでお披露目された「雷電III」(モス/タイトー)を出展予定であり、有力シューティング2作の登場で久々にシューティングジャンルが活気づきそうだ。タイトーでは、この他、「テトリス ザ・グランドマスター3」(アリカ/タイトー)、「お手並み拝見FINAL」(サクセス/タイトー)といった実績のあるタイトルの続編も展示予定で、ビデオゲームタイトルの充実がより顕著になりそうだ。 ■隠し玉もあるか? バラエティに富んだ大型ビデオゲーム ショーにおいて、各社とも毎回目玉扱いとなる大型ビデオ。全て既に発表されている製品ではあるが、バラエティに富んだラインナップとなっている。まず注目したいのが「三国志大戦」(セガ)で、ワールドクラブチャンピオンフットボール同様にフラットリーダー筐体を使用。三国志ゆかりの武将が描かれたカードを用いて対戦を繰り広げる新機軸マシンとなっている。 また、アーケード初のシミュレーション野球ゲーム「ハリキリオンライン プロ野球」(タイトー)、AMショーに引き続き出展の「ネットセレクト競馬〜ビクトリーハロン〜」(サミー)といった機種にも注目したい。 現時点では情報のないメーカーからの大型ビデオの新作出展も、それぞれの過去の実績から鑑みるに恐らく隠し玉として用意されているのでは?と予想される。 メダルゲームに関して、現在ロケの主力マシンとなっている、中・大型マスメダルの情報が少ないのが気にかかるが、「エイリアン THE ARCADE MEDAL EDITION」(カプコン)がAMショーに引き続き出展される予定で、前回チェックできなかった方は、ぜひその迫力のギミックを体感したいところ。 キッズメダルで注目は、玩具メーカー・トミーのアミューズメント業界参入第1弾タイトルであるキッズメダルが、アレックスのブースから出展される。その他、「宇宙探険」(富士電子工業)、「さーくるん(仮称)」「ホームランビンゴ(仮称)」(こまや)等もチェックしたい。 シングルメダルでは、「S21M MULTI VIDEO HEX(ヘキサ・オブ・レジェンド)」(オーガス)や「デビルスピン」(ドラゴン/エービーシー)、アルゼのミレナリーハイブリッドタイプ新作3タイトル等のスロットタイプや、同じくアルゼの頭脳に汗かくゲームシリーズ新作あたりが現在出展情報として上がっている。 クレーンタイプが主流となりつつあるプライズゲームは、「UFOキャッチャー7 セカンド」(セガ)、「ハッピーホルダー」(アトラス)、またAMショーでは新作の出展がなかったシールベンダーでは「グラマラス」(アトラス)、「美族(ビ・ゾ・ク)」(オムロン エンタテインメント)といったあたりに注目したい。 関連ゾーンには、8社が25小間のスペースで出展。華々しく披露されるゲーム機器と違い、関連ゾーン各社にて出展されるパーツやシステム類は一見地味ではある。だが、これらがオペレーションの現場においていかに重要なものでるかは重々承知のことだろう。ショー当日は、できる限り入念にチェックしたいものだ。 また、関連ゾーンでの出展ではないが、エイブルコーポレーションが「アミューズメント専用 パチンコ・パチスロ兼用筐体」を新規出展予定。パチンコ、パチスロメダル機の人気が高まるなか、注目したい製品だ。 |
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