厳しい状況に置かれた
オペレーターの有効打となる製品が登場!

 昨年後半からの金融危機がロケーションにも影響して、運営がままならない状況にある。それを反映してか、金融機関と提携した割賦販売などオペレーターの負担を軽減するサービスが、ワキタやサン・ミューズから提案されていた。旭精工からは、プレイ料金を細かく設定できるセレクターも出展され、多くのオペレーターから注目を集めていた。オペレーターにとっての深刻な経営課題に、ひとつの解答を示すサービス・製品が目立っていた。また、各社から安価なシステム基板が発表されたことも、同じ背景ではないだろうか。粗製濫造では困るが、安価に購入できるタイトルが増えるのは歓迎すべき状況といえるだろう。


土木・建設からアミューズメントまで多岐にわたる商材を扱うワキタは、長年培ってきた商社機能を活用して、オペレーターに効果的な資金調達法を提案する「ワキタアミューズメントシステム」をアピールした。
 

旭精工は複数種の硬貨を同時に判別できる「保留式電子セレクター」を出展した。1プレイ料金を自由に設定できるため、消費税対応の120円設定も容易にできる。同社既存セレクターとの交換が簡単な仕様となっている。

 
セガは新業務用システム基板「RINGEDGE」を出展。同社の従来製品以上の性能を持ちながら、大幅なコストダウンを実現した。第1弾は「BORDER BREAK」。エントリー向けにより安価な「RINGWIDE」も同時出展。

AMI出展の「SKoPRO」は、Windows OSを採用したシステム基板で、パズルゲーム「ドラゴンダンス」「動画でパズルアイドルパラダイス」などがリリースされる。韓国SKonec社開発、サクセスが輸入代理。
 

アールエスが出展した「RSGA_2000A」は、アミューズメントとメダルゲーム両方のソフトウェアをインストールできるマザーボード。Windowsのような感覚で本格アーケードゲームを開発することができる。

 
「SYSTEM BOARD Y2」は、シンプルかつ低価格なシステム基板で、開発環境の整備や素早いサポートが特徴。「ひぐらしの哭く頃に雀」が採用している。エスアイエレクトロニクス開発、AQインタラクティブが出展。

アールエスが参考出展した「NEW DELTA」は、ワイド液晶パネルを採用した汎用筐体。女性一人でもワンタッチで簡単に画面の向きを変更することができる、オペレーションの容易さが来場者の注目を集めていた。
 

コナミデジタルエンタテインメントの「ミリオネット」は、e-AMUSEMENTを介して同社のメダルゲーム機を統合するもの。全国規模で他機種間の連動させ、JPなど新たな遊びの要素を提供する他、運営の効率化にも貢献する。

 
バンダイナムコゲームスは、スウィートランドシリーズ用の「JPトライフック&ダブルディスプレイ」を出展。前者は1フィールドに3つのJP景品をセットできるもので、後者はステーション間に景品を陳列するキット。

トマトランドは、フードテーマパーク運営を行うナムコとの共同企画で、全国各地で限定販売されているキャラメルを購入できる「ご当地キャラメル販売機」を出展。場所提供だけの完全委託制のため、コストは不要。
 

タカラトミーとホープが出展した「しゅっぱつしんこう!! ゴーゴートーマス!」は、「きかんしゃトーマス」をモチーフにした新しいキディライド。マスコンレバー操作や液晶画面でトーマスの世界を楽しめる。参考出展。

 
セガが出展した「最強最速 バトルレーサー」は、カードゲームとレースゲームが融合したキディライド。カードでマシンをカスタマイズしてレースに挑む。2人乗りのため、親子や兄弟、友達で対戦することも可能。

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