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キッズ市場に向け、
小粒ながら充実した製品群が登場

 


アスレチック遊具とゲームコーナーの融合という新展開をPRしたB.L.D.オリエンタルの『キュービック・キュービック』

ホープとナムコの共同開発によるプライズ機能を搭載したキッズ向け乗物『とれとれ!おかしのばしゃ』

 

 既存製品中心で目新しい新製品は見受けられませんでしたが、各社が工夫を凝らした製品展開をアピールしていました。B.L.D.オリエンタルは、ユニットタイプの大型アスレチック遊具『キュービック・キュービック』の新展開として、1階部分にメダル機など子供向けゲーム機、2階部分に遊具という2施設を融合させた商品を提案していました。両者の相乗効果を期待できる構成で、SCロケの省スペース対策に効果がありそうです。

 来場者が多く付いていた製品は、レール走行式乗物『はじめてプラレールシリーズ通勤列車』(大阪娯楽機製作所)、『バッテリーカー ミニミニシリーズ』(日邦産業)、プライズ機能を付加させた定置式乗物『とれとれ!おかしのばしゃ』(ホープ)など。傾向としては、レール走行式乗物をはじめ全体的に小規模タイプが多く見られました。

 遊園地向け大型施設は、全国各地で稼働中のアトラクションのパネル展示が中心でした。自動扉や段差無しの乗降ステップなどバリアフリーとなった『高機能観覧車』(泉陽興業/泉陽機工)、パークに合わせたテーマ性を持った『ティーカップ』などが注目されていました。

 また、アーケードゾーンにもいえる傾向ですが、各社からさまざまなキッズ向けマシンが発表されました。比較的安定したキッズメダル市場がさらにバラエティー豊かなラインナップとなることと思われます。

[TEXT=貝田知明]


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