日本の定番から世界への定番へ。
グローバル化が進むキャラクター景品

 定番キャラの景品が目立つのは、数十年来の傾向であるが、これまでは日本初のキャラが中心であった。しかし、今回は、セガのスヌーピーやタイトーのスターウォーズをはじめ、世界的なキャラクターアイテムが比較的多く登場しており、「このキャラが出せるのかと驚いた」というオペレーターの声も聞かれるほどであった。一方で、明らかに特定層を意識した展開のキャラクターアイテムも相変わらず増加傾向にある。そのニッチさも拍車が掛かっていたようだ。


セガは、スヌーピーなどでおなじみの漫画「ピーナッツ」を新キャラとして採用。キャラクターライセンスを管理するユナイテッド・メディア社とライセンス契約を締結、国内初のスヌーピーの景品が今夏登場する。
 

エイコーがプライズキャラクターの新シリーズとして出展した「PIYO CHAN」は、1988年に登場、昨春より物販アイテムとして人気を博している。7月からぬいぐるみ、マスコットチェーンなどが販売となる。

 
宇宙戦艦ヤマトなど精巧な造形で好評のタイトーのスーパーメカニクスシリーズ。その第三弾として、ヤマトと同じ松本零士原作の「宇宙海賊キャプテンハーロック スーパーメカニクス アルカディア号」が8月に登場する。

システムサービスの注目キャラクタープライズは、日本最大級の規模を誇るPC用オンラインRPG「ラグナロクオンライン」。プレイヤー人気の高いキャラを厳選、9月にぬいぐるみとコレクションフィギュアが発売となる。
 

オムロン エンタテインメントの新キャラクター「チェブラーシカ」は、児童文学をベースに旧ソ連時代のロシアで製作されたパペットアニメ。ロシアでは数十年にわたり愛され続け、五輪チームのマスコットにもなっている。

 
エスケイジャパンは、土曜夜の人気クイズ番組「世界ふしぎ発見!」の放送1000回を記念して、あの“ヒトシ君人形”をプライズ景品化。ゆらゆらフィギュア、マスコットのほか、写真のソフトバンクが3月に発売となる。

特徴的な瞳、インパクトのある色、バナナなのにエリートという設定で、キモかわキャラとして人気を誇る「とってもスウィートなナイスガイ エリートバナナ バナ夫」。バンプレストが、7月よりぬいぐるみ、フィギュア等を発売。
 

夏のロケーションを飾る金魚を自社キャラクターアイテムとして出展したフクヤ。写真のBIGぬいぐるみをはじめ、大小マスコット、エアビマスコットを6月に同時発売。セット展開で、縁日の雰囲気を演出できる。

 
素材を生かしたオリジナルマスコットを手掛けるウイングインターナショナルは、ふわふわした触感で人気の「ポムポムひよこ」の新作を出展。少し大きめのMMシリーズとして展開していく。

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