クレーン機のオプションキットが複数登場
ロケ資産の再活性化に期待

 ロケーション運営の機械化は年々飛躍的に進んでいるが、今回は、ロケでの導入が進むメダル自動預かり払出機のさらなる高度化が目立っていた。その他、クレーン機の活用の幅を広げるオプションキットが複数の企業から出展されていたのも特徴。オペレーションの工夫次第で再活性化させられるマシンだけに、こういったオプションが充実することはオペレーターにとってはありがたいだろう。


アールエスが出展した「自在いすエクセレント」は、座板を580〜710mmの間で調節できる肘掛け付きの一人用ソファー。ゆったりとした姿勢で長時間ゲームを楽しめるほか、コーナー全体をランクアップさせるような高級感も備えている。
 

メダル自動預かり払出機メダルバンクの次世代機として、日本ユニカから「メダルバンクII」が出展された。筐体をフルモデルチェンジ、メダル容量や処理速度も大幅にスペックアップした。最新技術の指静脈認証装置も搭載している。

 
バンダイナムコゲームスは、「クレナフレックス」の景品設置フロアに新たな工夫ができるオプションキットを出展。フロア部分に複数のバーを設置、角度や感覚を変えてペイアウト率やゲーム性をコントロールすることができる。

旭精工の「MEDAL KEEPER IK-30000+ICメダルユニット」は、メダル預かり払出機IK-30000にICメダルユニットを連動させ、ICコインシステムのAIコインにも対応させることができる。ePASYSシステムにも対応。また、メダル画像選別機を搭載タイプも出展した。
 

トーケンが出展した「AQUA」は、高水圧噴射式のメダル洗浄機。高い洗浄能力と優れたメンテナンス性が特徴で、カートリッジ式の採用によりフィルターの交換も簡便かつ安価にした。ジェット洗浄、湯洗い・水洗いなどロケ状況に合わせて4タイプから選択できる。

 
ファーストロックが出展した「BRロック」は、シリンダーのキー挿入口内にブローチ(凸)加工、キー側に溝(凹)加工という特殊な加工を施した新しいキーシステム。これにより、他種キーを挿入されるといった行為やキーの複製を困難にしている。

アミューズメント用メダルメーカーである光新星から「メダル選別機」が出展された。メダルの画像を瞬間的に読み取り、使用メダルと照らし合わせた後、他店メダルなどを自動的に選別することができる。長崎菱電製。参考出展。
 

ユウビスブースに出展された「ネドスα」は、空調設備の稼働状況を合理的にコントロールし、デマンド(最大需要電力)を下げることで、契約電力の引き下げやエネルギーコストの削減を実現する、ロケの電気コスト低減を実現することができる。正華産業製。

 
おサイフケータイの爆発的な普及に伴い、セガは、Edy対応リーダー「Sega legs」を発表。基本的にはロケーション向けに展開していく。今月から同社ロケでの稼働を開始するほか、JAMMA加盟各社への実証実験を検討している。

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