キャラクター人気とプライズ化のタイムラグが縮小
タイムリーなアイテムに今後も期待

 王道とも言える人気のキャラクターが並ぶ中に、一部マニアを狙ったものが混在するという昨今の傾向が今回も色濃く現れていた。もちろん、景品のバリエーションという点では好ましい傾向が続いている。ただ、マニアを狙ったキャラクターとはいえ、オペレーターにしてみれば、幅広い人気を期待したいところ。そのキャラクターの特徴や話題性をいかに宣伝するかがオペレーション上の工夫となるだろう。
 また、今回のショーでは、キャラクターの注目度とアイテム発売のタイムラグが縮まっているような印象を受けた。例えば、タイトーの「おしりかじり虫」は、話題性がピークになりつつある時にプライズ化が発表された形だ。インカムを大きく左右するキャラクター景品のタイムラグは、長年の課題であるだけに、今後も各メーカーの企業努力によって解消されることを期待したい。


セガは、現在公開中の新作映画が話題の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」をプライズ化。主人公達が通う中学校の日常の一コマを描いた、アスカとレイのフィギュアセットを3月に発売する。また、1、2月にもフィギュアを発売する。
 

NHK「みんなのうた」で大人気となっている「おしりかじり虫」の景品シリーズがタイトーから登場。一度聞いたら忘れられない歌詞・リズム・キャラクターは、子供だけでなく大人の間にもファンが多い。幅広い層の人気が期待できるアイテムだろう。

 
カプコンは、家庭用で人気のオンラインアクションゲーム「モンスターハンター」シリーズをモチーフにしたプライズを出展。おなじみ“肉”のクッション(4種入り)、マスコットの“プーギー”ぬいぐるみ(3種入り)がそれぞれ年内に登場する予定。

フリューの「おやすみパンダ くったりBIGぬいぐるみ」は、芸能プロ・タイタン所属のアーティスト・ガラクタコージョーによる動物キャラをプライズ化したもの。いつも眠っているヘンなパンダ、その夢を食べるバクなどのキュートなキャラクターが登場する。
 

エイコーの「ハローキティコスメティック ブラック&レッド」は、人気のコスメケースを赤と黒を基調としたデザインにアレンジしたもの。同社では、このデザインを「ブラック&レッド」としてシリーズ化、アイテムの充実を図っていく。

 
システムサービスは、テレビだけではなく、映画も公開されて注目度が上がっている脱力系ギャグコメディのFLASHアニメ「秘密結社 鷹の爪」をプライズ化。登場キャラクターが描かれた“でかクッション”をはじめ、シリーズ展開していく。

バンプレストのいち押し新キャラクターは、10月6日からテレビ放映される「機動戦士ガンダムOO(ダブルオー)」。モビルスーツをリアルに再現した組立式コレクションフィギュアなど多数のアイテムが発売される。
 

エスケイジャパンは、多数のキャラクターが登場する絵本マガジン「ねーね」で連載中の人気漫画「わんぽぽ」をプライズ化。電柱の上で暮らすという“わんぽぽ”と仲間のブタ“とんぽぽ”などのぬいぐるみが登場する。

 
フクヤが出展した「ヘタレな乙女」は、擬人化した動物たちがOLの日常のストレスを面白おかしく表現するキャラクター。昨年リップクリームのキャラクターとして女子中高生の間で人気を博した。抱き枕などシリーズで登場する。

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